Dear you 〜大切な君へ〜

□act.09 不思議な景色
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「ゆえー、おべんとうをつくってどうするの?」



パタモンは台所でせっせとサンドウィッチを作る優烏に声を掛けた。
学校へ持って行くお弁当ならば明日作ればいいのにとパタモンは思う。
パタモンに気付いた優烏はニッコリと笑って言った。





「あぁ、コレはね、当直の淑乃さん達に差し入れするの」

「さしいれ?」

「そうよ、少しでも役に立てたらいいなと思って。
よし!完成っと。パタモン、淑乃さん達に届けに本部に行こう!」

「はぁーい!」





小さめのバスケットにサンドウィッチと飲み物を詰めて優烏は言った。
パタモンをデジヴァイスの中へ入れるとDATSの本部に向かって駆け出した。
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