Dear you 〜大切な君へ〜

□act.07 入隊、初任務
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「し、失礼します・・・・・・!」






優烏は大達の居る医務室を離れ司令室へ来た。
以前、パタモンを託された時に言われた事の返事をする為だ。





「気分はどうだ?星野優烏」

「大丈夫です。ご迷惑をお掛けしてすみませんでした」

「謝る必要は無い。君が無事ならそれでいい」





司令室に姿を見せた優烏に薩摩は特に動揺するような素振りを見せない。
二言めに薩摩がそう言うと優烏は少しだけ安心したような様子を見せる。
そして、優烏は真剣な表情で薩摩を見つめた。





「此処に来たのはパタモンを預かった時に言われた事の返事を言いたくて・・・・・」

「そうか」





優烏は深く深呼吸をしてギュッと拳を握った。
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