短編

□クリスマス日和
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 そして当日、12月24日。
 世間では、クリスマスイブと呼ばれる日だ。
「……で、いったい何の用なのな?」
「クリスマスイブに恋人どうし一緒に過ごさない理由はないと思うけど」
「……え? まさか用って…」
「デートだよ。何だと思ってたの?」
「いや……、何かあるのかと思ってた」
「……ま、いいけど。ほら行くよ」
「え、ちょ、どこに!?」
 山本の言葉に雲雀は答えず、手を引き歩き始めた。


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