短編

□クリスマス日和
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「山本。君、24日と25日は空けておくんだよ」
「は? いきなり何だよ?」
「いいから」
「……よくわかんねーけど、空けとくんだな? んー、部活はないだろうけど…」
「家のことなら気にする必要はないよ。許可は取ったからね。手伝いが必要なら風紀委員の誰かを送るよ」
「…許可って」
 いつの間にそんなもの取ったのか。
「…ま、ヒバリだしな」
 その一言で全て片付く。
「えーと、空けとくのは24と25だな? わかった。じゃ、部活行ってくるのな」
「頑張っておいで」
「おうっ!」
 校庭に駆け出していく山本を見送って、雲雀はいくらか残っている仕事に取りかかった。


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