短編
□拍手ログ
1ページ/1ページ
ツナ山原作設定です。
部活中の山本を見つけて、ツナは思わず声をあげた。
「あ、山本」
それを、どうやら山本は聞き取ったらしい。こっちに駆け寄ってきた。
「お、ツナじゃん。どうしたんだ?」
「たまたま通りかかったんだけど……。ごめん、邪魔しちゃった?」
「休憩中だったから、別に平気だぜ?」
「ならいいけど…」
本当に邪魔じゃないのかと、ツナは不安に思う。
でも、山本と話せるのは嬉しいので、つい甘えてしまうのだ。
「ねぇ、次の休みはいつ?」
「部活か? えっと、…来週の日曜日だったと思うけど」
「あ、じゃあ、その日遊ばない?」
「もちろん」
山本がにっこりと笑った。
「ホント?」
「おうっ」
山本との遊びの約束に、何をしようかと考えていると、グラウンドから山本を呼ぶ声がした。
「あ、わりぃ、ツナ。行くな」
「頑張ってね」
「サンキュ」
山本が練習に加わる。
「……やっぱりスゴいなあ、山本は」
それを見て、ツナはぼそりと呟いた。
そのまましばらく練習を見て、それから、ツナもそこを離れて行った。
来週の日曜日、何をしようかと考えながら。
5/9〜6/8の拍手御礼。
ネタが浮かばず苦労した話です。