短編

□拍手ログ
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ツナ山原作設定です。


 部活中の山本を見つけて、ツナは思わず声をあげた。
「あ、山本」
 それを、どうやら山本は聞き取ったらしい。こっちに駆け寄ってきた。
「お、ツナじゃん。どうしたんだ?」
「たまたま通りかかったんだけど……。ごめん、邪魔しちゃった?」
「休憩中だったから、別に平気だぜ?」
「ならいいけど…」
 本当に邪魔じゃないのかと、ツナは不安に思う。
 でも、山本と話せるのは嬉しいので、つい甘えてしまうのだ。
「ねぇ、次の休みはいつ?」
「部活か? えっと、…来週の日曜日だったと思うけど」
「あ、じゃあ、その日遊ばない?」
「もちろん」
 山本がにっこりと笑った。
「ホント?」
「おうっ」
 山本との遊びの約束に、何をしようかと考えていると、グラウンドから山本を呼ぶ声がした。
「あ、わりぃ、ツナ。行くな」
「頑張ってね」
「サンキュ」
 山本が練習に加わる。
「……やっぱりスゴいなあ、山本は」
 それを見て、ツナはぼそりと呟いた。
 そのまましばらく練習を見て、それから、ツナもそこを離れて行った。
 来週の日曜日、何をしようかと考えながら。


5/9〜6/8の拍手御礼。
ネタが浮かばず苦労した話です。
 

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