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□4.Thing of the past
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ある日のことだった。
ルシファーの机の上に透き通る綺麗過ぎるガラスの箱を、バアルが見つけた。

【過去に戻って…】

バアルはガラスの箱を不審に思い、風呂上がりで濡れた髪を拭きながらルシファーの机に近づいた。
ルシファーはソファーに座り資料を読みながらコーヒーを啜っている。

「なんだ?これ…」

「ん?」

ルシファーが聞き返すのと、バアルが箱に触るのはほぼ同時だった。
綺麗過ぎたガラスの箱はキィンという澄んだ音と眩し過ぎる光りを放ちながら壊れた。
バアルとルシファーは光りの洪水に飲み込まれた。
二人は眩し過ぎる光りに目を閉じた。


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