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□ルシファー×ネロ
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あの日から、もやもやする。
ルシファーが好きだ。
そう気づいてしまったあの日から、ルシファーとキスしたあの日から異様にもやもやする。
欲求不満。
俺はどうやらルシファーに墜ちてしまったらしい。
そうして今日ももやもやを抱えたまま、情報屋事務所へと足を運ぶのであった。
情報屋につくと、玄関前にバアルがタバコを吹かしていた。
「お。なんだネロじゃん。どうした?浮かない顔して」
バアルは少しからかうようにそう言ってきた。
「ルシファーは?」
「中にいるぜぇー?」
「バアルは?」
「これからダンテのとこに行くところ」
そう言いながらタバコを携帯灰皿の中にほうり込むバアル。
「そんじゃ、ゆっくりしてけよ?うさぎちゃん」
「誰が……!」
バアルは言った直後に走り去っていってしまった。
何故うさぎなのか俺には解らなかった。