under

□ルシファー×ネロ
1ページ/5ページ

あの日から、もやもやする。
ルシファーが好きだ。
そう気づいてしまったあの日から、ルシファーとキスしたあの日から異様にもやもやする。

欲求不満。

俺はどうやらルシファーに墜ちてしまったらしい。

そうして今日ももやもやを抱えたまま、情報屋事務所へと足を運ぶのであった。

情報屋につくと、玄関前にバアルがタバコを吹かしていた。

「お。なんだネロじゃん。どうした?浮かない顔して」

バアルは少しからかうようにそう言ってきた。

「ルシファーは?」

「中にいるぜぇー?」

「バアルは?」

「これからダンテのとこに行くところ」

そう言いながらタバコを携帯灰皿の中にほうり込むバアル。

「そんじゃ、ゆっくりしてけよ?うさぎちゃん」

「誰が……!」

バアルは言った直後に走り去っていってしまった。
何故うさぎなのか俺には解らなかった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ