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□4.Thing of the past
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うすうすは気付いていた…。
だいたいバアルが小さいところからだいたいの予想はできる…。
しかし、まさか、本当に過去だとは…。
自分の声のトーンが少し高いだとか、体が少し軽く感じていたのを錯覚だと感じていたかった…。

「…まぁ…バージルならできるんだろうな…」

そう自分に言い聞かせるようにつぶやく。
それに対してバージルは満足げに微笑んだ。

「バアにいばっかりずるいです!」

「早いもの勝ちだもんね!!」

「おいおい、二人とも!落ち着けって!!」

目の前ではダンテを間にピザを取り合っているバアルとリリス。
微笑ましい事この上ない。
それを見ていたら自分の気持ちも落ち着いてきた。

「コーヒーでも飲むか?」

そうバージルに問われ、俺はうなずいた。



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