06/09の日記

03:09
不思議なこと
---------------
二、三年前母方の祖父が亡くなった。
私は不孝もので、その時に棺の釘打ちを拒否した。
未だにその日のことを夢に見るのだから、きっと後悔しているのかもしれない。
しかも極みの極みで、葬式以来会いにいっていないのだ。お金もかかるし、なにより実感するのが怖いのかもしれない。
曾祖父や曾祖母の遺影の横にかけられている祖父の写真を見て、それが当たり前になっている従姉や叔母を見て自分だけまだあの日にいることに気づくのが。

親や兄弟にも話していないのだが、祖父が危篤だと電話がくる三日ほど前に、不思議な夢を見ていた。
めったやたらに仕事場での夢を見ない私は、珍しく仕事場での夢を見た。
当時仲良くしていた同期の友人と仕事の話をしている夢だ、定かではないがなにか機械をいじりながら話していたような気もする。
すると背後から私を呼ぶ声が。
霊感がある訳じゃないと思うのだが、そう言うものを感じる(嫌な感じがするとか、吐き気を催したりする)時が度々あり、背後から声をかけられるのは良くない事であることが多かった(めっちゃ追いかけられたりとか、兎に角疲れる系に発展したりする)ので、振り返りたくなかったのだ。
しかも、名前を呼んでくる。
基本夢の中なので、呼ばれるときは普段呼ばれるあだ名であることが多かったので、さらに私は警戒した。夢なのに変な話だけど。
「かなでーかなでー(実際は本名で呼ばれた)帰ってこーい」
夢の中で一緒にいた友人も気づいて、私に呼んでるけどと催促してくる始末、正直私は早く夢よ覚めろとすら思ってた。
夢だって解ってたからこそ、寧ろ警戒したのかもしれない。
結果振り返る事なく目が覚め、その日は仕事に出た。
んで、さらに不思議なことに危篤の知らせが来た日、私は休日にも関わらず朝の8時に目が覚めてベッドでゴロゴロしてた。ちなみに休日は自他ともに認める自堕落生活で、昼過ぎまで寝ていることが多いのです。
休日だったので携帯のアラームも必要なかったから、充電機に繋いで少し離れたテーブルの上に置いてあった。
なんとなく、私は携帯を手元に置いておかなきゃいけない気がして手に取った。
そしたら、母親から電話がきたの。
マナーモードだったから急に震えてびびった、でも手元になくいつも通り眠っていたら電話に気づかなかったと思う。

葬式の晩、姪と再従兄弟(共に4歳)の所に祖父は来たようだ。
残念ながら私のところには来なかった、けどふとあの夢の中で私を呼んでたのは祖父だったんじゃあないかと思うときがある。現実はどうかわからないが。

全部事実なんで、山も落ちもないですが、葬式での事を夢に見て寝れなかったんで書いてみた。
おつきあいありがとうございました。

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ