癒しの小部屋

□休息time
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〜深呼吸で自分探し〜

日頃から様々な“すべきこと”に追われ、その瞬間に自分が何を感じていたかさえ分からない事って沢山ありますよね。
しかし、表面上では無感覚に通り過ぎたと思っていても、心はいつも何かを感じ全てを記憶しています。

そして、無理をしたり自分の意に反する事を受け入れているうちに、その抑圧は体の硬直となって現れてきます。
怒りを抑える時は拳を握りしめたり、痛みを堪える時は足を踏ん張ったり歯をくいしばる様に、私達が何かを我慢する時は必ず体のどこかでそれを食い止めようとしているのです。
泣くのを我慢している時も口を開けてしまったら、きっとすぐに表情は崩れ涙が溢れてしまうでしょう。

また、自分の気持ちを上手く表せない状態が続くと呼吸まで浅くなってしまいます。
そのくらい私達は無意識の内に体を硬化させ、それにより多くの感情をセーブしているのです。
慢性的な肩凝りや腰痛も無関係ではありません。
ですから、時々は体の硬直を解してあげる事がとても大切になります。

方法は簡単で、布団の上に寝転がり足を肩幅位に広げます。手もお腹の上で組んだりせずに両手とも広げて置きましょう。
目をつぶり『吸って〜吐いて〜』と呼吸全体に意識を向けます。
吸う時は綺麗な森林等を思い浮かべ、吐く時は身体中のネガティブなものを全て吐き出す気持ちで行うと良いでしょう。
始めは深呼吸を数回するだけで疲れてしまうかもしれませんが、まずは1日10回位でも十分だと思います。

呼吸をしていくうちに、体のどこが固くなっているのかを感じる事があります。
その時は固い部分が柔らかく溶けていくようにイメージしてみましょう。

深呼吸をしていくと酸素が体全体に行き渡り、徐々に潜在意識へ近づくため、自分の本音を感じ取る力も高まります。
もしかすると深呼吸の途中で急に涙が出そうになったり、突然何らかの感情が沸き上がってくる事もありますが、それは体で抑えつけていた記憶が表面意識に上り、解放されているだけですので安心して感じて下さい。
硬直も感情も、気付いてあげる事で少しずつ抜けていきます。

今ここに自分が存在する事を感じながら、心と体に意識を向けましょう。
たまには「いつも頑張ってくれてありがとう」と自分に語りかけてみるのもいいですね。
呼吸を大切にする事は、自分の存在認め、自分を感じる事に繋がります

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