その他コラボ小説
□REBORN×まるマコラボ!
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「クハハ,君たちはそこで指をくわえて待っていなさい!僕が綱吉君を抱いて帰ってきましょう!!」
「ツナを助けての間違いじゃねーのか?」
ツナが不在のため,リボーンが突っ込み不在の穴をふさぐらしい。
その言葉を全く無視して,骸は引き金を引いた。
ぼんっ!!
「何?!」
「煙がさっきとは……違う?」
「……赤ん坊,この弾は………」
「深読みする馬鹿がいると思ってな。ここで例の研究中の弾を入れといたんだぞ」
にやりと笑うリボーンは全く悪人にしか見えない。そして,獄寺は自分もそう推理していたために顔を真っ青に青ざめさせた。
((((侮るなかれ……!!))))
「さて……どういう効能が出るか……?」
完璧にニヤニヤ笑って楽しんでいる風なリボーンの若干引きつつ,彼らもあの骸がどんな状態になってしまったのかが気になるのでじっと煙が晴れるのを待つ。
そして………
「「「「………!!!!」」」」
「にゃんでしゅかこれぁ…っ!!」
「ほう,知能はそのままだったか」
骸がいたはずのそこにいたのは,髪形や目は確かに彼と瓜二つといえるが明らかに2・3歳にしか見えない幼児で。しかも完全に呂律が回っていなくて。
「あるこばれーのあなた……っ,これぁかいりょーちゅーのたまでもにゃんでもにゃいんじゃ……ああぁぁろれちゅがまわらないいいぃぃ!!!!」
「く…くく……いい様だよ六道骸。自分の力を過信してるからそんなことになるんだ。まあ,僕は過信でも何でもなく,綱吉を愛しているからどれが当たりかなんてすぐにわかるけどね」
そう言った雲雀は迷うことなく骸が落とした拳銃を拾い上げ,嘲笑を浮かべながら己に向けた。
「じゃあね赤ん坊。僕は行ってくるから」
「ほう……随分余裕だな」
「動物的勘っていうのかな,今度がそうだって言ってるから……」
雲雀が引き金を引くと,再びその場が煙に包まれた。そして,そのあとには誰もいない……
「リボーンさん,本当にこれはヒバリが行っちまったってことで間違いないんですか…?!」
「さあな,俺にもそれはわかんねぇ。確かめるには……」
リボーンの目ついっと雲雀がいた場所に落ちている拳銃に向く。
まだそれを試していない獄寺と笹川が,まさか,といった表情になった。
「まあ………これを撃って確かめるしかねーな」
……………そのあと,彼らがどうなったかは…………またあとで。
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