その他コラボ小説

□REBORN×SEEDコラボ!
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この世界にはあり得ないことが存在する…いや,違うかな?



“ありえない”という言葉はそもそも“ありえた”時に使う言葉だ



つまり,この世界で“ありえない”ことが起こるのは…必然であるのかもしれない








異世界にご招待!!








……そもそものきっかけは,いつものごとくリボーンの気まぐれであった。
9年と10か月後の世界から無事帰還した綱吉らを待っていたのは,文化祭の準備と,テスト前という危機的状況と……様々なイベントが重なる中,スリリングな生活にさらなる悦びを見出してしまったリボーンは,それにすら物足りなさを感じていたようである。
そして,テスト一週間前のある日のこと。
いつものようにお昼休みになって,綱吉は獄寺と山本と昼食を食べようとしていたのだが……

ピンポンパンポーン…

『あー,あー,2‐Aの沢田綱吉・獄寺隼人・山本武は至急応接室に来るように。さっさとしねーと咬み殺しちゃうぞ☆』

ピンポンパンポーン……

「……はあっ?!」
「今の…リボーンさんですよね?何で応接室なんかに…しかもよりによってヒバリなんざの真似なんかを……」
「まあ,とりあえず行ってみっか!」

教室中…いや,通るところの生徒たちの憐れみと好奇の視線を集めながら,三人は応接室へと急いだ。
中に入ってみれば,応接室の主である雲雀恭弥以外にも,笹川了平,クローム・髑髏,ランボ,そして呼び出したリボーンの姿が。

「失礼します…ってリボーン,いきなりなんだよ?あんなやり方で呼び出して…みんなの視線が痛かったんだからな!」
「だって普通じゃつまらないんだもん」
「かわいく言ってたって駄目!!」
「そんなことより…僕は群れるの嫌いなんだ,早く用件を済ませてくれない?」
「ひ,雲雀さん落ち着いて!!」

相当不機嫌ならしい(無理もないだろう,天敵ともいえる存在の骸の子飼いと共に同じ部屋にいるのだから。ただでさえ群れが嫌いなのにだ)雲雀に,慌てて綱吉がなだめる。
雲雀を宥めることができるのは,リボーンと何やら気に入られているらしい綱吉くらいだからだ。
しかしリボーンはわれ関せずな態度で,ようやっと目的を話し始める。


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