頂いた素敵小説

□『if・・・・』
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「ユーリ、おまえのせいではない」







ユーリのいる地下道に入ったヴォルフラムを追い掛け地下道に入ると、ユーリの泣き声が響き渡っていた



「ヴォルフラム!ヴォルフラム!ごめん!
目を開けてくれよ」


悲痛な叫びに急いでユーリの元に駆け付けるとユーリの腕の中で血を流し眠るように倒れているヴォルフラムの姿が目に飛び込んできた


「ユーリ!」


その声に気付き見えない目で俺を見てくる
涙を流し悲愴感漂う表情



「コンラッド・・・・」


擦れた今にも消え入りそうな声で俺の名を呟く

「コンラッド・・・
ヴォルフラムが!
おれが!おれのせいだ!」


擦れた声であえぐように言葉を紡ぎ俺を見上げている瞳から後悔と罪悪感を含んだ涙がこぼれ落ちていく



「一体、何があったのですか?これは・・・」

「おれが!
おれのせいだ!」


ただ自分を責めていくばかりで詳細がつかめない


「とりあえず、地上に出ましょう!話はそれからだ!ギーゼラもいますし、大丈夫ですよ!
さぁ、立ってください。陛下」


いつもの返答もなくユーリはふらふらと立ち上がった








地上から吊したロープの傍にまで行くとアーダルベルトが下りてきたところだった
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