連載『いつかマた!』(旧)
□『対策』 1
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「未来への対策をしたいだと?」
朝の会議、開口一番マ王陛下の言葉だ。
箱の脅威は無くなったハズだ。
この世にあれほどの脅威はなく、無事治まったはずだ。
グウェンダル・ヴォルフラム・コンラッド・ギュンター
村田と全員、目を丸くしている。
周辺諸国との外交も、何も問題はない。
「そうかもしれない。今は平和だと思うよ。
それでも必要なんだ。未来への対策が。
未来を予知出来る魔族を集められないかな?
気候の変化や周辺諸国の変化を、早めにキャッチしたい。
特に気候だよ。これがわかる用になったら助かるだろ。
1歩先へ進みたいんだ。」
「本当に存在するかどうかわからないけど、米国の
リモートビューアーて奴?君こないだTVを見て
感心してたもんな。みのさんの出る奴。
地球だって超能力者がいるんだな。て。」
「村田、ここは魔族の国だぜ。
そのリモート・・・う〜ん、地球の超能力者より
優れた人いるだろ?ま、あのTVは感心してた
けどさ・・・。
これから恐ろしい事が起こる訳じゃない。
おれは予言出来ないし、当然未来もわからない。
でも、必要だ。」
「ユーリお前が1番凄いんだけどな。
何で解らないのか不思議だよ。」