うた・あい

□あい・ふたつ。
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「罪状」

嘘を吐いていました。

掴みたかったのに
追いかけもせず
ただ
走っていただけでした。

目を背け
此れが正しいのだ

何万回も呟きました。

それなのに。

今になって
惨めったらしく
縋り付き
捨てる事も
出来ていません。

そんな自分に
嫌気がさして
泣いてばかり
いるのです。

そうです。
これが私の罪なのです。
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