soul†eater
□最強彼女
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「ソウル、好きだよ」
「それ今朝も聞いた」
「そうだっけ?」
「もっと言えば、昨日もおとついも」
「まぁまぁ」
「いい加減人をからかうのやめろ」
「なによー。本気だって言ってるじゃない」
「あっそ。じゃあ聞いてもいい?」
「なぁに?」
「なんで出かける準備してるんだ?」
「いまからキッド君と買い物なの♪」
「…こないだもブラックと遊びに行ってたよな」
「うん♪あ、時間だ。早く行かなきゃ。いってきまーす」
「…………ッ」
「うわッ。なに?ソウル。手離してくれないと時間が…」
「お前はいつもそうやって…」
「え?」
「お前は!俺に…好きと、か、いう癖に、なんで……クソッ」
「…………ソウルは私のこと好き?」
「………」
「ふふっ。顔赤いよ?」
「ッ!か、からかうなよ!」
「からかってないよ。ただ可愛いなぁって思っただけ」
「それをからかってるって言うんだよ…」
「じゃあソウル、私の恋人になる?」
「え?」
「私は本気だよ。」
「本気って…もうブラックとかキッドと遊べなくなるぞ」
「それはお互い様でしょ?ソウルも遊べないよ」
「俺は…お前以外の女と遊んだりしねぇし」
「うわぁ。あんまりかわいいこと言わないでよ」
「おわッ!おぃマカ…!お前なぁッ」
「まぁまぁv恋人同士のすることはひとつでしょ?」
「ばか…ッ」
「ソウルも好きなくせにv」
「んッ」
「まぁ、そんなに心配しなくても、私は恋人には誠実よ」
「………本当かどうか見張るからな」
「いいよvV」
死神邸
「キッド。今日マカとどっか出かけるんじゃなかったのか?」
「リズお前、それ誰に聞いたんだ?」
「え、ソウルだけど。マカが最近俺以外の奴とでかけるって不機嫌だったよ」
「あぁ、それな、全部嘘だ」
「嘘!?」
「マカの奴、俺ともブラックとも出かけたりなんかしてないよ」
「へ?じゃ、じゃあ…」
「ソウルがマカに本気になるように仕向けたんだ。毎日のように(好き)なんて言ってるのに、他のやつと遊ばれたらさすがに嫉妬するだろうってね。」
「なんて単純な…」
「だがソウルはまんまとひっかかったな。マカにとっても大きな賭けだっただろうが…」
「なんかマカって…」
「あぁ。ソウルもこれから大変だろう」
「キッドも人事みたいに…」
「人事だからな」
「……」
090614
あとがきッ→