soul†eater
□丸焼き睡魔蜂蜜風味
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思わず、ふいッと真正面に座る伏し目がちのマカを見る。
斜め顔が妙に大人びて見えた。
この距離がなんとなくうざったくて、思わず視線を逸した自分が変にくすぐったかった。
いつの間にか俺とマカだけになったその図書館には、眩しい光が溢れてた。
そうそう。
今いるこの部屋みたいな眩しい空気が。
「マカー。マーカ。」
マカの名前を呼ぶ声に、起こそうとする意思は自分が聞いても分かるくらい感じられない。
思わず出した手は、宙に浮いたまま行き場を失った。
そのまま時間が止まる。
少しだけ考えて、夕食当番は後回し。
マカの隣りに腰掛けて、瞼を閉じる。
贅沢な時間を満喫する。
あったかい。
たまには昼寝もいっか。
触れる足先
その距離0cm。
(あー、やっぱり隣りは居心地いい)
081128