12/01の日記

01:40

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愛して、もっと愛して。
傷だらけのその身体を。
血と膿にまみれたその肌を。
嘗めて、愛して。
傷つけて、もっと傷つけて。
痛みを、もっと、痛みを、もっと。
頂戴。
痛みが、愛しい。痛みが、欲しい。
痛みを、もっと、痛みを、くれ。
流れる血を。

痛い、痛い、辛い、イライラする。
血塗れの手。
真っ赤な色。
頭が痛い。頭が痛い。
クラクラする。
無意識の自傷。憎い左手。
容赦無い裂傷。
このまま私を殺してよ。
こんな中途半端はいやだよ。
苦しい、息苦しくて、過呼吸になっても追い詰められる。
鬼に追い詰められる。
いいよ、このまま私を追い詰めて殺してよ私を。
何もない世界に生きる無意味さよ。
いっそ居なくなった方がどんなに楽か。
鬼から離れられるなら。

愛している。私はおまえを愛している。
お前が苦しむほどにその感情はより一層増すばかり。
護ってあげよう永遠に。
私はずっとおまえの味方なのだから。
愛している。
だからもっとおまえが苦しむ姿を私に見せるのだ。
これは狂気、なのだろうか?
いざとあらば私がおまえを…。

暖かい手。苦しみが吸いとられていく。
血が欲しい。
もっと血が欲しい。足りない。
暖かい手から血を頂戴。
傷の痛みで私の頭がどうかなりそうだ。
すごい形相で私の手首を切りつけている。
ドクドクと溢れ出てくる。
ああ、温かい。手の力が抜けてくる。
手を挙げれば小さな滝みたいにちょろちょろと血が伝う。舌で嘗めとる。
ああ、生きている味がする。
新鮮だ。ははは。
とっても、おいしいよ。

疲れた。疲れた。疲れた。
愛する人が私の首を締める。
どうしてそんな顔をするの?
悩まし気な顔をして。
私の首がボキッと折れても、手の力は強いまま。
首の肉が粘土みたいに潰れても、私の目玉が飛び出ても、あなたの喘ぎは止まらない。
ねえ、エイボンさん。
私は首を供物に捧げられ…。

ああ、愛してるよ。
愛しのカエル。

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