□イケナイ恋(らき☆すた・ななこ×かがみ)
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椅子に座っていた柊は眠っていた
「…疲れてたんやな…しゃあないかぁ…よっ…」
ウチは柊を背負って柊の鞄を持ち職員室に行き自分のバックやら持ち愛車のある所に向かう

「…ん……」

何か暖かい…良い匂いがする…黒井先生の…

「え…ちょっ…黒井先生!?」
「おっ起きたかぁ?頭下げやぁ…」
黒井先生は私を助手席に乗せた
「黒井先生っ…」
「シートベルト着けてなぁ…ほな…」
エンジンをかける
「あの…黒井先生…」
「ん〜…ちょ待っちぃ…あったあった…柊薬指出しぃ」
「えっ?」
怪我した薬指を出して黒井先生は傷口に絆創膏を貼ってくれた
「よしっ…ほな家に行くでぇ!ナビよろしゅうなぁ〜」
「まっ待て…黒井先生…」
「どないしたん?印刷室に行ってから…何かあったんか?」

きっと私は何かを期待してるのかも知れないでも…
この恋は…
叶わない恋
そして
黒井先生と私は先生と生徒
でも…
伝えなきゃならないような気がする

「黒井先生…私…」
「ウチ…な…もうアカンねん…」
「…ダメって…何が…」
「柊…と一緒におるのが…」
「それ…どう云う意味…」

ウチはハンドルをギュッと握りしめ次話す事で怖くて柊の顔さえ見れへんかった

「先生と生徒やてわかってるんや…せやけど…自分の気持ちに気付いて…しまったんや…辛いくらいに…ウチは…柊かがみが好きや……」
「くっ…黒井先生…私…」
「ええねん…柊…ゴメンな…変な事言ってしもうて」
「待って…待って…私の気持ちも聞いてっ…」

私は必死で自分の気持ちを伝えた
何を言ってるのかも解らないくらいに

「私も…先生と生徒だからって線を引いてた…でも…もう自分に言い聞かせるの疲れたわ…私は黒井ななこ先生が好き…」

やっと言えた…
自分の気持ち

「ひっひぃらぎ!?今っ」
「にっ二度は言わないっ」

ウチはシートベルトを外し柊に抱き着いた

「ちょっと…黒井先生っ…」
「人生で一番嬉しいわぁ」
「私も…同じ…」

二人は向かい合い口づけを交わし照れ隠しに笑いあった

「家に帰ろうなぁ…」
「はいっ…」

HAPPYEND
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