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□その時確かに苦かった
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―destruction―












永遠の愛なんて―生きてる限り存在しない。












「あーかやっ。どうしたの?」


昼休み、部室に休みに来ている俺とブン太先輩。


椅子に座っている俺はずっと、目の前で机にお菓子広げて美味そうに食っているブン太先輩を見つめている。


俺の視線に気付いたブン太先輩が食べている手を止め、俺を見てくる。












やめてよ。












あなたの優しさが、怖い。












「―おい、赤也、本当に大丈夫か?」



机越しにブン太先輩が近づいてくる。












やめて。

やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて












俺―あんたの事、












「ぅわっ…。」





先輩の腕を掴み、床に押し倒す。





鎖骨

目立つところにキスマークをつけていく。


「ぉいっ…赤也、ここ部室っ…。」






あなたの声なんてもう耳に入らない。








知らない。








「ぁっ…か…や。」








何も、知らない。












―ブン太。













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