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□キスで伝えるLOVE
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キスで伝えるLOVE









「んっ…」





「先輩…。」









重ねて、離れて、また重ねて。





ちゅっ





触れるだけとか、





何度も 何度も。





ちゅっ チュッ





いろんな角度からとか、







舌を絡めてきたりも。








「んっ、ぅん…。」







赤也と俺の唾液が交って、口端からはどちらのか分からない液が零れる。








赤也の舌が、俺の口内を、余す事なく舐めまわして、






俺は赤也の舌を絡め取る。









ぬるぬるして、 気持ちイイ。







「はっ…。」







口が離れ、お互いを繋ぐ糸を名残惜しく見届ける。








「先輩好き。」






ぎゅーって赤也が抱き締めてくるから、俺も、ぎゅーって抱き締め返す。







ってかここ外なんだけどな。









放課後のテニスコート。








まぁ、まだ誰も来てねーし、いっか。









「好き。好き。大好き。」









何度も、何度も。言ってくる。









「俺も、だーいすきっ。」






赤也の首に腕を回して、もう一回。









ちゅっ









「っ…マジ好きです。」





「うん。俺も。好き、好き。」






そして今度は赤也から。キス。キス。キス。









「好き。」









言えば言う程好きって実感して、


すればする程、愛しさが募って、









俺たちは、世に言う









バカップル。











(キスで伝えるLOVE)

          〜end〜










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