‡短文‡

□弱い、俺。
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お前にだけは
弱い、俺。

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ガシャーン!!

「わあぁぁっ!!お皿っ!!」
「おいっ、何事だ?!今凄ぇ音が……って、修兵?お前、何やってんだ?」

偶々、調理場の近くを通り掛かったら物凄い音が聞こえてきた。
何事かと慌てて調理場を覗いてみたら、目に飛び込んできたのは床で無残にも粉々に割れた皿とオロオロと周りを見回す、修兵。

「!!!けっ、けんせー!?」

俺に気付いて更にアタフタする修兵。

「何でこんな所に居る?修兵。俺の部屋で待ってろって言ったろ」
「あ、あの………」
「それに高けぇ皿まで割って…」

ハァ、と俺が溜め息を吐いた瞬間、修兵の肩がビクッと動いた。

「ごっ、ごめんなさいっ!!もうしないからっ!ごめんなさいっっ!!」

怒られると思ったのだろう。修兵はバッと頭を下げ俺に謝った。


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