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□信号待ち
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信号が赤になりいらいらしながらブレーキをかけた。
イライラをおさえるように先ほどまで隣に座っていた部下の姿を思い浮かべる。シートに手を滑らせかすかに残ったぬくもりを感じた。気づけば窓の外では雨が降っていた。
「少し寒い。」
本当は急いで帰る必要なんてない。ただ一人でいることが寂しいと感じた。また明日になれば彼に会えるのに。家に帰れば大切なメイド二人が笑顔で待っているのに
もうすぐ信号が変わる。
不意に窓をたたかれた。
目を向けると
「警視、お願いがあるのですが…。」
困ったように笑うずぶ濡れになった愛しい人がいた。
終
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あとがき
久しぶりに書いたらあんた誰状態なうえに、話にあまりにも意味がなかった。(悲
01,06,03