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□元拍手2
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『むかしといま』(『帰り道』の続き?)
「そういえば雪女は見つけるのも隠れるのも下手だったよね。」
「うっ…でも隠れるのはまだましでしたよ!」
「ええー。
でも、確かに雪の日だけは違ったよね。隠れるのが上手かった。」
「ふふっまぁ雪女ですからね。雪に身を隠すのは得意ですよ。」
「あのときは焦ったな。いつもならすぐ見つかるはずの雪女が見つからなくて、本当にどこかにいっちゃったんじゃないかって」
「あのときの若、可愛かったですよ〜。姿をあらわしたとたん抱きついて大泣きするんですもの。」
「む、むかしの話はいいじゃない。」
「私には大事な思い出です!たしかその日からでしたよね。リクオ様が私をみつけたときは必ず抱きつくようになったのは」
「もう、本当に、やめて?」
「お顔が真っ赤ですよー若。可愛いですっ」
ギュッと抱きしめられた
「ちょっと、つららぁ!」
小さい頃ってすごいな。
なにも考えずに抱きつけたりできるんだから
いまじやもうできないよ。この腕に君を抱きたくとも
10,06,13