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□遊戯王5D's
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ディバインと別れ、一人エレベーターに乗る。ガコン、古くも無いのに音をたて動き出した。壁に背中を預ける。

広告塔。それがここ、アルカディアムーブメントでの私の立ち位置。それ以上もそれ以下もない。嫌だとは言えない。組織やディバインには恩がある。孤独、恐怖から救ってくれた。帰る場所も与えてもらった。

でも
私の力しか見ていない。

頭にふっと遊星の顔が浮かぶ。
全てを受け止めると言ってくれた。本心かはわからない。それでも私を認め、私を見てくれたのは遊星だった。

あともう一人。
私を見て、私自身と向き合ってくれた。双子の片割れ。
私と同じ力を持っているのに、周りから愛されている。憎らしい。羨ましい。ずるい。
どんなに同じ環境を望んでも、私と様な目にあって欲しくは無いの。だってあなたは、私自身と向き合って、名前を呼んでくれたから。
どうかお願い。あなたが傷つくことが無いように。

先ほどの不安そうな龍可を思い出す。
もう私を嫌いになった?名前もよんではもらえない?

痛む胸。痛みの名前もわからない。わたしはどうしたらいいの。



エレベーターが止まった。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◇◆◇◆



【後書き】

一時間で元案から最後まで仕上げた。なので色々突っ込めるね。いつもなら、ネタからぷち構成、完成まで1週間かけるからね。出来心ってすごいね!

アニメの補いだと思って貰えれば一番いいかもな。もちろん、遊アキ前提でね!


ちょっと龍可アキの話しがぴーちゃんとの会話?で、でたので書いたのさ。

本当は遊アキ書きたいけど、ゴッズをちゃんと見たのが遊星vsアキの回ぐらいだからな!難しい。
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