ss<drrr,nuramago >

□助けて
1ページ/1ページ







僕にできるのか。

ただの人間に。妖怪でもない、ただぬらりひょんの血が四分の一入った人間に。


人も妖怪も守るといった言葉に嘘はない。でもそれだけの覚悟が決まっているのか?本当に揺らぎないものなのか?



思っているだけで行動できていないんじゃないか?



暗い思いに僕は飲み込まれる。絡まれる。

自分の決意に助けを求める。



「みんなを守るんだ。」




ひんやりとした手が頬を包む。

「無理をしないでください。」

ぼくは無理なんて。

「あなたが信じるもの、あなたに誓ったものたちを忘れないで。」

してないよ。

してないったら。

「あなたが倒れそうになってもあなたの後ろには私が、私たちがいます。」

「忘れないで。」


今はいない君に助けを求めてしまう僕に君は何て言うかな。


純粋に守りたいと思った日に光を見る。


「りっぱな総大将になってください。」


今、君を助けに行くよ。





―――終





あとがき


6月1日のジャンプがリクつらだった。思わず公式になったのかと思った。
リクつら万歳



[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ