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□助けて
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僕にできるのか。
ただの人間に。妖怪でもない、ただぬらりひょんの血が四分の一入った人間に。
人も妖怪も守るといった言葉に嘘はない。でもそれだけの覚悟が決まっているのか?本当に揺らぎないものなのか?
思っているだけで行動できていないんじゃないか?
暗い思いに僕は飲み込まれる。絡まれる。
自分の決意に助けを求める。
「みんなを守るんだ。」
ひんやりとした手が頬を包む。
「無理をしないでください。」
ぼくは無理なんて。
「あなたが信じるもの、あなたに誓ったものたちを忘れないで。」
してないよ。
してないったら。
「あなたが倒れそうになってもあなたの後ろには私が、私たちがいます。」
「忘れないで。」
今はいない君に助けを求めてしまう僕に君は何て言うかな。
純粋に守りたいと思った日に光を見る。
「りっぱな総大将になってください。」
今、君を助けに行くよ。
―――終
あとがき
6月1日のジャンプがリクつらだった。思わず公式になったのかと思った。
リクつら万歳