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□遊戯王5D's
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―――――――♪○○
「あ」
新学期が始まり、俺は窓際の席になった。
退屈な授業のなか、外を眺める。
先程まで晴れていたのに、灰色の雲が空をおおっていった。
帰るまで降らないといいな。そう思い、また黒板に視線を移しす。
 ̄ ̄『レイニーレイニー』 ̄ ̄
「雨、降ってきたな」
「降ってきたどころじゃないだろ。」
いつもの四人組。笑いながら外を眺める鬼柳。傘持ってきてないのによ、とため息をつくクロウ。あと・・・・。あれ?
「おい、ジャックは?」
「傘のあてがあるからってさっきでてったぜ。」
鬼柳が教室のドアをアゴでさす。
「いーよなぁ。ジャックは。モテモテで。」
「いや貸してくれるのが女子とは限らないぞ。」
「え?!マジで?」
盛り上がっている二人の後ろには
「何を考えている貴様ら!」
いつの間にやらジャックがたっていた。その後ろに・・・名前なんだっけ。丸めがねをかけた女子がいた。
「い、いやー別にぃー。ただジャックには彼女がいて羨ましいなって話し。な?クロウ。」
「そっそうだよ。いーよな。遊星もそう思うだろ?」
「俺にふるな。」
「ふん。まあいい。だが言っておく。こいつは彼女じゃない。」
「ええええ?!嘘でしょう?」
思い出したカーリーだ。潤んだ目のカーリーはジャックの腕を掴んで揺さぶる。
「あーあー女の子泣かしてやんの。」
「女子に優しくないやつが会長になれるわけないよなー。」
「う、うるさい!!」