☆小説2★

□嫌いなモノ
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『嫌いなモノ』



――――――――



鳳「皆さんの嫌いなモノってなんなんですか?」



いきなりの質問だった



宍「お前」



――――――――



無言



鳳「……え?」



黒い笑顔だった



宍「冗談です、すいませんでした!」



鳳「なら、良いです」



末恐ろしい男です



向「…んー、…嫌いなモノかぁ 皆」



忍「皆ってどういう事やねん?」



忍足が聞く



向日が抱きつく



向「皆」



そう言って向日は不適に笑う



跡「おい、向日、忍足 見てるだけで暑いんだよ 離れろ」



向「嫌だね」



向日と跡部が睨み合う



鳳「皆さん、嫌いなモノですよ?嫌いなモノ 取り合いはやめましょう」



と、言いながら鳳は忍足の頭を撫でる



忍「なんや、鳳 頭なんか撫でて」



鳳「いえ、忍足先輩があまりにも可愛いのでつい」



眩しい程の笑顔だった



向「鳳!!」



跡「嫌いなモノ!!」



鳳「はーい じゃあ日吉の嫌いなモノは?」



日「………忍足先輩以外の人間」



向「俺と同じだろ!!」



跡「日吉まで狙ってやがるのか!!」



また、喧嘩が始まる



その光景を忍足が笑いながら見ている



宍「……楽しい奴らだよなぁ」



忍「そうやなぁ…」



宍戸は忍足の顔をじっと見つめる



忍足は視線を感じたのか宍戸を見る



忍「どうしたん?俺の顔に何かついとる?」



宍「いや、別に…」



宍戸の鼻から鼻血が流れる



忍「あ、宍戸 鼻血!!」



鼻血の言葉で全員が宍戸と忍足を見る



忍「大丈夫?」



宍「え、あ、あぁ」



鳳「宍戸さん 何考えてたんですか?」



向「どーせ、エロい事なんだろ?ムッツリスケベ」



宍「ち、ちげぇよ!!」



宍戸が必死に容疑を晴らそうとする




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