★小説☆

□また、全員で
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「また、全員で」



―――――――――



全国大会出場が知らされた次の日の事だった



氷帝学園テニス部は、毎日のように練習をしていた



榊「集合」



榊が集合をかける



レギュラー陣は、集まる



跡「何ですか?」



榊「殺し合え」



榊が、呟くように言う



跡「え?」



榊「レギュラー陣で、殺し合いをしろ」



R陣全員「え…?」



榊は、その場を去っていった



すると、その瞬間に黒い服を着た男たちが、カバンを八個置いていった



向「殺し、合い?」



芥「夢……だC…絶対に夢」



芥川は、自分の頬をつねる



忍「……何でや…?…全国大会…折角行けるのに、何で殺し合いなんて、訳の分からない事しなきゃいけへんの?」



宍「なぁ、あのカバン 何、入ってんだ?」



宍戸の一言で全員がカバンを見る



鳳「…武器…ですかね…」



鳳が、おそるおそる言う



日「武器……」



日吉は、俯きながら呟いた



跡「……あーん?殺し合いなんてやる訳ねぇだろうが 悪ふざけだろ?監督の」



ピーンポーンパーンポーン



榊「……早く殺し合え 監督の言う事を聞け」



放送のスピーカーからは榊の声が聞こえる



榊は、鼻を何回もすすりとぎれとぎれの言葉でルールを説明していく



榊は、泣いていた



殺し合いは、国で命令される為、逆らえない



榊は、自分達の教え子に殺し合いをさせるのは嫌だった



だけど逆らえば、もっと酷い命令が来るかもしれない



榊は、そう思い殺し合いをやれとレギュラー陣に伝えた



自分の無力さに悔しがりながら




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