□ きり番
□ねこねこ☆ファンタジー 7万ヒット御礼
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「・・・・・・。」
もう一回それをつかみ、グイッ引っ張ってみるが取れそうな気配もなく、またパシッと叩かれた。やはり気のせいではないようだ。
「えっと・・・そういうプレイ?」
バシン!!
「いってー!!!」
3度目の鞭は浜田の股間にヒットした。
泉に近すぎて気がつかなかったのだが、タオルのとれた頭にも何か“猫耳”っぽいものがくっついている。
頭には猫耳、短パンがまだ脱ぎきれていないのがいやらしいお尻からはしなやかな尻尾。泉には黒猫のパーツがくっついていた。いわゆる「萌え」だ。
(かっ!!かわいいっ!!!こ、これが「萌えー!」って奴なのかっ!?)
その瞬間、口より先に身体が反応してしまい、ビンッっとジャンプ傘が開くような勢いで浜田の股間に巨大なテントが出現した。
泉からは地球温暖化もなんのその、絶対零度のブリザードが吹く。
「あはは・・・。」
「・・・・何興奮してんだにゃー。エロ浜田にゃー。」
(にっ、にゃぁ〜!?!?)
泉のセリフの語尾につく言葉に寄って、浜田は出血大サービスな赤い噴水をまき散らした。
「ショックかもだけど、落ちつけ。な?」
泉を落ち着かせようと泉の両肩をつかんだ浜田の鼻からは、さっきも拭き取ったばかりの赤い液体がまたタラリと垂れてきている。
「おめーが落ちつけだにゃー。」
「いやいや、だってさ、かわい・・がはっ!!」
本音がポロリとした瞬間に今日何度目かの尻尾での攻撃が決まった。
「・・・で?なんでそーなってんの?」
「知らねーにゃ。」
泉の話す言葉の語尾には一回一回丁寧に猫語がついてきて、泉が今まで話さない理由が理解できた。
「なんか変なもの食ったとか?」
「いつものオニギリと三橋にもらった飴くらいだにゃ・・・もしかしてそれかにゃ?」
「・・かもな。」
(三橋エライっ!!)と浜田は密かにグッっとガッツポーズを繰り出した。
「ん?なんか今ガッツポーズしなかったかにゃ?」
「え?してねーよ?」
(あぶね〜!またあの攻撃が来るところだったぜ。飴のせいだとしたらその飴の入手経路をしっかり聞いとかなきゃだな!)
浜田が一人で腹黒い事を考えていると、泉が浜田の隣にぴたりとくっついてき、「・・・こんなん気持悪りぃよにゃ?」と心配そうに浜田に聞いてきた。
猫耳は少し不安そうに垂れ、浜田の上からのアングルには泉の出しっぱなしのお尻がチラリと見え、そこからは黒くしなやかな尻尾が浜田に問うようにクネっとしているのが見える。
ぶはっ!!
泉は再び噴出された赤い液体をさっとよけ、猫のしなやかさで浜田の上に圧し掛かると浜田のジーンズのファスナーをジッと下ろし始めた。
「い、い、い、いずみ!?!?」
慌てる浜田を余所に、再び唇にキスをしながら手は浜田の股間の大きく膨らんだものを取り出し巻きつくようにゆるりと愛撫する。
「・・ん・・・。はぁ・・。」
再びお互いの熱い息遣いが部屋に響く。
手にまきついた浜田の先走りの露をぺろりと舐めると、今度はその股間に顔をうずめてペロペロと舐めはじめた。
温かい泉の舌が自分のものを弄ぶように絡みついてくる。
泉の体制もひどく興奮を誘うもので、足の間に顔を埋めて自分のものをペロペロと舐め、無駄な肉のない腰からお尻の方にかけては上へと突き出すような格好になっている。そしてお尻からは黒くしなやかな尻尾がゆっくりと誘うように動く。
「泉・・・その格好やらしい・・。」
「おめーのここの方がよっぽどエロだにゃ。」
そういうと、ぱくりと浜田のものをくわえた。
「・・ふぁっ・・! すげーきもちいい・・泉・・。」
(これも・・・その飴のせいかな? もしかして、発情期の猫になっちゃうとか!?)
普通ではありえない泉の行動にためらいながらも、その快楽に身を委ねる。
泉はピチャ、クチャと音をたてそれをくわえると頭を上下に動かし始め、浜田の思考と理性があっという間にどこかへと行った。
「んっ・・・・、はぁ・・・っ・・。」
(・・・・もうどうでもいっかぁ・・・。)
泉の動きが早くなってくるのと比例して、浜田の息使いも荒くなり、限界に近づいてくる。
「・・・はぁっ!んっ、はっ!!」
ふと鏡に映った自分たちの姿を見た瞬間、それは弾けた。
「で・・・出るっ!! くっ!!」
ゴクン
「・・・・・はぁ。・・・大丈夫?」
慣れない行為で苦しそうに口の中いっぱいになったものを飲み込む泉に、まだ息の整わないまま浜田は泉に声をかけると、浜田を流し目でちらりと見、泉は口からあふれたものを指にとり更にそれをなめた。達したばかりの筈なのにそのいやらしい仕草に再び興奮を覚えたのか浜田の股間のものはまだまだ元気だ。
「気持ちよかったかにゃ?」
ガクッ
(艶っぽいしぐさの後の猫語はどうも違和感を覚えるなぁ〜。)
再び猫のしぐさで浜田の上に圧し掛かると、ぺろっと浜田の頬をなめる。
(ありえねー!!!いつもの泉なら絶対ありえないっ!!)
「ったく!かわいいっ!!」
それがたまらなくかわいく思え、震える手で思わずぎゅーーーっと泉を抱きしめた浜田だったが、思いがけない重力に「ほへ?」と間の抜けた声がでてしまう。目の前には泉の真剣な顔。
バフンとそのまま押し倒されていた。
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