小説

□セイントブレード 第4章
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「大丈夫、命まではとってないよ」
ぐったりとした翔を肩に担いでくる
「貴様なぜタロットを持っている」
雷旋は戮をにらみつける
「察しはついているんじゃないの」
雷旋「もしやとは思ったがな。・・・貴様はルシファーの弟か」
「ビンゴ 僕は現ルシファーだよ。君もちゃんと正体をいいなよ」
「いいだろうおれは現メビウスだ」
「えっ」
驚いたように言う
「やっぱりね」
「やっぱり・・・って分かってたの」
「分かっているも何も似ているからね」
「どういうこと」
混乱したように聞く
「力はセイントソルジャーのbQゼルク」
「えっえっ」
「そういうことです」
「そしてNO.3サキル」
「なに?」
「なんでそんなにいるんだよ」
翔が起き上がってそう聞く
「そうそう・・・っていつ復活したの」
「ルシファーだって暴露したところらへん」
「こんなにいるってことは」
「説明は後だ。戮・・・ルシファーをここで倒す」
雷旋たちは戮の方を向く
「これじゃ分が悪すぎる。出直すとしよう。開封戦車」
その声とともに戮の姿が消え去る
・・・・・
しばらくの沈黙を破るように雷旋はゆっくりと話し始める
「全てを話そう。このチームは信用できる人間を集めるために作った部隊(チーム)だ」
「聖騎士隊の中の人じゃ駄目なの?」
意外そうに聞く
「内部には敵のスパイが少なくとも100人はいる」
「そんなに・・・」
「だからこそこれを作ったんだ」
「そうだ!!試合は?」
翔は思い出したように言う
「いやその必要は無いよ。話は聞いていた。俺達も協力しよう」
「うちも協力するよ」
「俺もだ」
「協力してもいい。だがその前に、主になる者の力を知りたい」
そう言い雷旋を見る
「いいだろう」
「チェンジ」
将人の服が黒いパーカーに迷彩のズボンに変わる
「チェンジ」
「本気の技だ行くぞ」
真剣な目で言う
「来い」
「展開召還 鳳凰(ほうおう)、獅子(しし)、飛龍(ひりゅう)」
鳳凰、獅子、飛龍が現れる。
「爆炎の陣」
鳳凰、獅子が炎に包まれる
「蹴散らせ爆炎!!」
獅子は地を駆け、鳳凰は天空を舞い、龍の吐息は空間を焦がし雷旋に迫る
「展開雷龍召還」
体長10mほどある龍が現れ全ての攻撃を飲み込む。
「さ、最大の攻撃がこんなにも簡単に・・・」
「勝負ありだ」
「ま、まじかよ」
驚いたように言う
雷旋「これが現時点での本気だ。リミッターを解除すればこれ以上出るが」
「でどんくらい抑えてんだ」
「70%くらいだ」
周りの全員が唖然とする
「化け物だろ・・・」
「そろそろいいかな」
柱の影から現れる
「誰だ!!」
雷旋「最初からみてたんだろ。有月 照いやラグイル」
「んなっ」
「ばれていたか。まぁいいやいろいろ情報つかんだし、それじゃあね」
そういいその場から消える
翔「いいにかよ逃がして」
「別に平気だよ」
「どういうこと」
「まず頼みがある。これからやろうとしていることは非常に危険なことだ。強制はしない、君達にはセイントソルジャーに入り、セイントブレードとして活動してもらいたい。活動内容は・・・ルシファーの討滅」
全員が黙り込む。
沈黙を破り言う
「無理にとは言わない。3日間待とう、そのときに答えを聞かせてくれ
そういい雷旋はその場を去っていく
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