捧ぎモノand頂き物♪
□華月より
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とある一家の出来事〜
「レンくーん、暇だねぇゲームでもやらない〜?」
「はっ?兄さん下手だろ?やってられるか」
「頑張るからさぁ?ね?」
「リンに勝てたらいいぜ?」
「僕だってやれば出来るんだぞッ!!」
「黙れヘタレ」
ああ、この時に『うん』なんて言わなければ……もしかしたらあんな事にならなかったのかもしれない。
「ちょ!!兄さん!私あんまりゲームやったことないのに!!酷いじゃないっ!ミク姉とメイコ姉に言い付けてやる」
もちろん、五回対戦ゲームをやって五回ともカイトはリンに勝てましたとも。リンだけには。まだ。
「ええぇ!!めぇちゃんには言わないでよぉ………みかん一箱買ってあげるからぁ」
「よし、二箱ね」
「買収されてんじゃねーよ」
こうして、リンにゲームだけに勝ったカイトはレンくんやっとこさゲームを……やるんですけども。
「れっレンくん?ゲーム一緒にやるって言ったよね?」
「はっ?誰がヘタレなんかとゲームやるって言った?言ってないだろ?だから俺は一人でゲームやるから、そこで指くわえてみてな」
「………はい(泣)」