04/04の日記

03:49
友情
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【友情】
という言葉を使える相手があたしには何人いたのだろうか?

ほとんど、その場しのぎの付き合いで惰性での学生時代からの付き合いは避けてしまってきた自分。

学生時代の友人は口先だけ、その場だけと今までに思い知らされたから。。

誰だって自分が一番かわいい。友達の不幸話を聞いて同情はするけど、自分でなくてよかった、あるいは優越感に浸るかだ。

所詮他人事。。そんな世の中、そんな付き合い方しかする気のなかったあたし。

母が刑務所に入った事でかなり出費があった。
金銭的に娘にもお金がかかるこの時期、わらをもすがるつもりでチャットで出会った二人の信用なる人に相談をした。

が、もちろん当てにはしてなかったから(当然だろう)力になりたいがなれないとの事。
一人はその世界を抜ける為に全財産持っていかれた直後だったが、なんとか支援してやりたいと言ってくれた。。
もう一人はあたしより年下な上、一人暮しでは支援する余裕はないだろうと初めからわかっていたんだが。。


地元の友達は誰一人信用ならなかった。
が、
一人だけ話してみて仲が壊れてしまうなら、それだけの間殻なんだろうと勇気振り絞って連絡してみた。

母の事を話した時
「そんな事ドラマだけにせーよな…重いわ」
と返ってきて
あぁ…この人も失ってしまったと思った。

しかしその直後
「いくらいるん?」
と。。

あたしはお金の事はまだ話してなかったから、正直震えが止まらなかった。。


よく話してみれば、その状況で久々に連絡してくるっちゅーことは、金にも困ってんだろ?言いにくいのはわかるがいくらいるか言え!保釈金までは出せないがある程度の力にはなれる!
と。。

涙が止まらなかった。。

とにかく気を遣うな!らしくないぞ?

言われれば言われるほど、この言葉に裏がない事がよくわかり、涙が止まらなかった。。

いくらだせる?なーんてドラマみたいなセリフはやめろよ(笑)
なんて和ませてくれたり。。


結局、彼から借りる事にした。

借りる当日。
「返済はおまえの娘が成人したらやらせるでいいよ、お前じゃだめだからな!」
と(苦笑)

ようするに借りではなく善意のカンパだった。


帰ってみて、やけに封筒が厚いと思ったら
指定金額プラス10万入っていたから、即連絡すると

「気にすんな、それよりたまにはおもしろメールくれよな(笑)お前らしいやつな(笑)」


この友情だけは本物だと確信できた日だった。

不平等ではなかったな…人生は。。


借りたいと言える相手が三人もいたわけだし。


感謝。。

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