02/16の日記
16:30
寒波の中で
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母が捕まってから二ヵ月。
仮措置の近場の刑務所に入れられて三週間。
初犯の入る刑務所と違い
かなり待遇が悪いらしい。
二月頭、寒波の中で
獄中には暖房もなし。
そんな中
一人夜中に声も出さずに
ボールペンで腕の血管をほじりだし、何本か切った上に
ボールペンを鼻の奥まで突き刺したと知らせを受けた。
かなりの大量出血。
朝看守が気が付いた時には声が出なくなっていたらしい。
それから二週間。
面会に昨日行って来た。
腕にはギプス。
だが抜糸は今日の予定。
母の独房には何も置く事も許されず、差し入れた手紙も一瞬読んですぐ保管されてしまう。もちろん本もない。
あるのはトイレットペーパーのみ。
家で用意した下着や着るものも許されず、支給された薄いパジャマ姿の母はひどく寒そうだった。
白髪も増えて髪の毛も伸びている。
貧血がひどいらしく歩くのもやっとという感じだった。
早く傷が治って、本決定されている刑の軽い受刑者が収容される刑務所に輸送されたらと願うばかり。。
人を殺して五年で出所。
万引きをして二年近くで出所。
なんだか理不尽さを感じてしまうのはあたしだけだろうか。。
罪を憎んで人を憎まず。
今の母は人(裁判官、検事)を憎んでいるが
罪を認めれる心境になるまでどのくらいかかるのだろう。
相談できる人間がいない今、あたしもギリギリの状態だ。。
これから先の見通しが立たないというのは不安が募るだけ。。
吐き出し口が欲しい。。
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