ハレルヤ
□第10話
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「薄着だと風邪を引きますよ」
三日月の浮かぶ、ある日の夜。
自身の私室の前の縁側に腰掛け、綱吉が一人杯片手に月見をしていると、そこに後ろから声がかかった。
「…要くん」
その声に綱吉が口元に笑みを浮かべながら振り返れば、そこにいたのは予想通り部下の山川要だった。
月見酒
(酒の肴に)(昔話を)
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