生きながらにして
その手を
足を
飛ぶ術を
奪われるというのは
どれほどの屈辱だろうか・・・
この体を
貫かれるということは
なんという苦痛だろうか・・・
私が
お前の
その手を
その足を
その目を
その腸-ハラワタ-を
引きずり出してやろうではないか・・・
私は諦めたりなどしない
もう一度
あの恋しい恋しい大空へ
舞え
そして
昇れ
貫かれしこの体
天捧げることもよいだろう
だが、羽ばたく事を止めるなど
私が私でなくなっていく
さぁ、飛ぼう
魂とともに、
愛してやまない大空に・・・・
そして私は永遠の美を
手に入れてしまった
(それを私が望まなくとも・・・)
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長々とここまで読んでいただきありがとう御座いました。
TOPの詩は原阿佐緒という方の詩として知られているかと思います。
生きながら
針に貫らかれし
蝶のごと
悶えつゝなほ
飛ばむとぞする
この詩は自由を奪われながらも、自己の思いを貫こうとする蝶を表した詩とされており、私のお気に入りの詩でもあります。
また、このサイトの名前である“どくにんじん”とはヘムロックという花の別名で、毒性アルカロイドという成分を含んでいます
摂取量によっては死にいたりますが、分量を間違えなければ治療にも使うことのできる花です
花言葉は“死も惜しまず”
この花言葉が気に入っているのでサイトの名前に使っちゃいましたね、はい。
と、また長々と話してしまいましたがこのままだと終わりがないのでここで切らせていただきます
本日は当サイトにおいでくださいまして、ありがとうございました!