君に届け
□嫌よ嫌よも好きの内
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「…なっ馬鹿か!!」
昼休み、何時も通り飯食って寛いでいる時だった。
「良いからさ〜。お願いっ!!試させてくれよ。もし俺に惚れたら大切にしてやるから」
「ばっ!!誰が惚れるかボケッ!!!」
何故か何時もと違う光景。
「な?お願いだから練習させてくれよ」
俺は友達である筈のコイツに幻滅していた。何故なら…。
「絶対嫌だかんな〜!!!」
「なぁ、どうしたらキスさせてくれるんだよ」
「わぁっ!!!」
油断していると襲いかかってきた。
頭の中にはアイツの顔。
助けて!───佐藤。
「何してんだ?おれのモンに手ぇ出してんじゃねぇよ」