彩雲国物語

□銀パロ
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二巻 第八訓 「粘り強さとしつこさは紙一重」ヨリ


〈銀パロ〉+〈燕×静〉  凛様リク

「そういえば…。静蘭と燕青はどんな仲なの?」
 ふと秀麗が素朴な疑問をぶつけてみた。それに燕青が答える。
「ん?姫さん気になんの?ん〜静蘭。教えても良いかなぁ…」
静蘭は冷たい視線を燕青に送り、変な事を言ったら殺す!という顔をしていた。
それを知ってか知らずか燕青は嬉々として言う。
「俺達はぁ…あんな事やこんな事までしてるんだぜ」
「あんな事やこんな事やそんな事ですってぇ!!!」
「お嬢様。そんな事はしておりません。そんな事より…。どうなるか分かってるよなコメツキバッタ」
 目をランランと光らせ燕青にすごむと、当の本人はあっけらかんとして「おぉ、怖ぇ〜」とおどけて見せた。
「まぁでも、あれだよな。俺しか知らねぇ顔とか見せてくれるし。一番クるのが…そうだなぁ。ん〜、「バカ」って涙目で上目使いして睨んでくる所かなぁ…。でも、イク時の顔も捨てがたいなぁ…。ん?あれ、どうしたんだ?二人とも。赤くなったり青くなったり…」
「燕青…。静蘭…。ソウイウ仲だったとは知らなかったわ。私はもう部屋に戻るから、邪魔したわね」
「あれ?姫さんもう行くのか?」
 秀麗は心の中で察してくれと叫んだ。
「お嬢様。コイツ言うことなんて120%嘘ですので、気にし」
「静蘭…。これで「桃色草子」が無い事が分かったわ。じゃあ、久しぶりにタンタンに会いに言ってくるわね」
「お嬢様―」
「タンタンかぁ…。久しぶりだなぁ。元気にしてるかなぁ」
 陽気な声を出す燕青に、ついに静蘭の堪忍袋の緒が切れたのだった。
その後、タンタンから変な目で見られたのは言うまでもない。



漸く完成いたしました(喜)
こんなもので良かったのでしょうか。当初の目的(「銀魂」パロディ)からずれている気がするのですが…。
苦情なら幾つでも受け付けます(泣)
最後に、リクエスト下さって有難う御座いました。

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