その果てに
□君をこの手に(☆)トウ艾編
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これは反抗
早く気付いて私を止めて
早くしないと
手遅れになってしまう…
「あっ…あの、トウ艾殿?」
「静かに。怖がってもいいから、あらがうな」
武器を握る硬い指が白い素肌を伝う。向かい会う様に座り、男の手が少年の衣を器用に、確実に取り去っていく。
パサリ
パサリ
そうして全ての衣を床に落とすと、男もまた自らの衣を脱ぎ目の前で頬を染める少年を抱きしめる。
素肌から伝わる熱と鼓動。女性の様に華奢で細い腰を撫でれば、少年からは熱を含んだ声が漏れる。
纏め上げられた髪を解くと白い肌に青い髪がサラリと流れる。
髪を掻き分け首筋に噛みつけば、大きな背中に回される華奢な手。それを合図にと男は少年の体をゆっくりと倒した。
自らの身体の下に組み敷いた少年の高揚とした表情に欲望がズクリと疼く。
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