短編

□元拍手集
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……目ェ覚まさないのぅ…
確かに朝早いからと、こっそり入ってきたっちゅーても…

傍らに男ばおるゆうんに、半時以上も気付かんとは…
こげなこっちゃあ、他の奴らに簡単に襲われてしまうき…


……んおっ?
なんじゃ、寝言か…
ふふっ、寝惚けてわしの名前でも呼んでくれると嬉しいんじゃがの。


に、しても…
ほんに可愛い寝顔ぜよ。
食ってしまいたく…いやいやいや。


…じゃが。
ちくっと触れるくらいはええじゃろうか…


………。決めた。わしゃ触る。


…おぉ〜…
やっぱり、ふにふにしちょる…


…ちくっと引っ張ったくらいじゃ起きないもんなんかのぅ?

に、しても。
やらかい頬じゃなぁ…




う〜ん…

…なんか…

頬は、柔らかいし…
こげん気持ち良さそ〜に寝ちょるのを見とうと…
眠ぅく…なってくるき…


久々に会ったんじゃし…
隣で寝るくらい許して…ふあぁっ…くれるはず…



ヤバイ…もうダメじゃあ…

やっぱ2時起きがいけんかったかの…
さすがに張り切りすぎたぜよ…
しかも結構…迷ったし…


ん〜っ……
ほんじゃあ…
抱き枕に…させてもらってそろそろ……

おやすみ……


坂本辰馬

※加筆アリ



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