短編

□元拍手集
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……お、起きた?


いやいや、不法侵入じゃありませんから。きちんとドアはノックしたし。返事が無いから、(こじ)開けて入ってきただけだし。


いやいや、変質者じゃないから。つーか、なんつーことを言うンですか、恋人に向かってこの子は。


いやいや、ちょっと待とうよ、その手は何。
電話すンなら銀さん相手だけにしとけ。警察に電話なんてとんでもない!


へ?違うって?じゃあ誰に……


―――!それは勘弁!ストーカー警官の如くボコボコにされちゃうから!
当分会いに来れなくなっちゃうから!
それは悲しいでしょ?銀さん泣いちゃう。


じゃあ出てけ、って?
そんな冷たい…あァ、そっか。
大丈夫銀さん手伝ったげるから。
ね?着替えならお安い御用…


はい、すみませんでした。
大人しく外で待ってます。
包丁構えないでください。


はあぁ…
あ?朝御飯?まだ食ってねェけど…


作ったげる、って…マジ?
いやいや、イヤなんじゃなくって…めっちゃ嬉しいんですけど。

な〜んか新婚さんみたいじゃね?このシチュエーション…って感じだし…


…お。
お顔真っ赤になってますよ〜?
カ〜ワイイ。


坂田銀時

※加筆アリ



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