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□本の世界の出会い
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家の周りでは、楽しげに笑っている子供の声が周囲に響いていた。
今は、ちょうど昼ごはんを食べ終わって頃だろう。
「ただいま」
オレが一言声をかけると、子供たちが寄ってきた。
「お帰り、アイ」
大きな声で、おかえりー、という子供たちの声に引き寄せられるように、ミックが家から出てきて行った。
その後は、子供たちと日が暮れるまで遊んだ。
夜の頃には子供たちはみんな、夢の中に入っていた。
「珍しいな、お前が子供たちと遊ぶなんて」
外においてあるベンチに座って夜空を見ていたオレの隣に、来てミックが言った。
「オレだって、たまには遊びたい時だってあるんだよ」
そういうとミックは、へぇー、と珍しそうな声を出した。
外で少し話して、オレたちは家の中に入り寝た。
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